ベルイマン3連発

先日、スウェーデンのイングマール・ベルイマン監督の作品を一気に3つまとめて見た。「野いちご」「第七の封印」「狼の時刻」。全てモノクロ。「第七の封印」「狼の時刻」は初見だが、「野いちご」は2回目。ちょうど40年ぶりである。

「第七の封印」「狼の時刻」はさほどでもなかったが、「野いちご」は2回目でもやっぱり面白い。「野いちご」は難しく言うと、老教授の人生を通して生と死について考察する、というような作品で、わかりやすく言うと、人生を振り返りつつ進むロードムービーである。

第七の封印」「狼の時刻」は正直わけわからんような作品だけど、つまらないかというとそうでもない。それなりに面白いし、映像も印象的だ。

イングマール・ベルイマン監督は好きな監督の一人で、見応えのある作品が多い。今まで見た中で最も面白かったのは「ある結婚の風景」で、これは断トツ。約3時間の長編があっという間の面白さなのだ。ほとんどはリヴ・ウルマンとエルランド・ヨセフソンの二人芝居で、延々と二人の議論が続く。この議論が実に面白いのである。

リヴ・ウルマンはベルイマン監督のパートナーであり、日本生まれのノルウェー人である。ベルイマン監督の作品の多くに出演し、5年の同棲後に破局した後も、ベルイマン監督が死ぬまで協力関係は続いたらしい。

まだ見ていない作品がレンタルにラインナップされているので、そのうち全部見てしまおう。

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