王位のタイトルも取り、ついに藤井2冠に

大方の予想通り、藤井棋聖が4勝目を上げて将棋の王位戦を制した。これで棋聖、王位の2冠となり、規定により八段に昇段する。史上最年少2冠であり、史上最年少八段である。

木村王位も非常にやりにくかったと思われる。なにしろマスコミ等、世間はみんな藤井2冠の誕生を待っているのが見え見えなのだから。逆風もいいところだ。

それにしてもまだ18歳なのに、プロとなってまだ4年目なのに、もう2冠、もう八段なのだ。あまりにもあっという間過ぎて、驚きを通り越して呆れる。

プロ棋士の多くにとっては、生涯に一度でもタイトルが取れたなら、というものなのである。今回敗れた木村王位にしても、プロ入りして20年以上かけて、やっと昨年初めて取ったタイトルだったのだ。

他方、羽生九段のようにタイトル99期という怪物もいる。藤井2冠はすでにしてこの活躍なのだから、否応なくこの99期超えを期待されることになるだろう。羽生九段も将棋界では頭抜けた存在だったが、さすがに年齢的に下降気味になってきたので、ちょうど入れ代わりに藤井2冠が将棋界の新たなスターとなるのだ(というか、もうなっているけど)。

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