中世の魔女狩りかファシズムか

中世には罪もない女性が魔女として何万人も殺された。実に愚かなことをやったものだなと思っていた。今の時代、自粛警察という輩が自分の思い込みで因縁をつけて回ったりしている。中世の魔女狩りと同じである。現代でも愚かな連中がたくさんいるのだ。技術や文明は進歩したが、人間の本質は全然変わっていない。

緊急事態宣言が出されていた1か月半余りの間に神奈川県警に入った110番のうち、「隣人がうるさい」といった騒音苦情など「屋内系」が急増したことが分かったそうだ。「休業要請中なのに店が開いている」「公園で遊んでいる子供がマスクを着けていない」「他県ナンバーの車が海岸にいる」など、「自粛警察」系も多かったらしい。

なぜ客観的に考えられず、主観的思い込みに陥るのだろうか。自分の不安を他人のせいにしたいということだろうか。自粛警察は心の弱い人間のやることなのかもしれない。

他県ナンバーの車を傷つける輩もいるらしい。島国根性丸出し、バカ丸出しである。こういうニュースを聞くと、日本人は民度が高いなんていうのは嘘っぱちのような気がする。

個人の自粛警察だけではない。行政だっておかしくなっている。あれだけヒステリックにやり玉にあげられたパチンコ店だが、クラスターは1つも発生していない。完全に妄想で騒いでいただけということになる。そもそもパチンコ店では構造上感染しにくいのだ。人と対面するわけでもなく、パチンコ台に向かって黙々と玉を打つだけなのだから、飛沫もほとんど飛ばない。

きちんと理屈を立てて客観的に考えられないのだ。イメージや思い込みで行動している。これは危険なことである。ファシズムに陥る入り口に立っている。

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