レベルの低い報道の大新聞

今朝の日経電子版を見ると、武漢ウイルス(新型コロナ)の感染者が中国を抜いてアメリカが世界一になったと書いてあった。アメリカ82404人、中国81782人、イタリア80589人だそうだ。世界全体では50万人を超えたということである。

しかし中国は感染していても熱や咳といった症状が出ない場合、感染者にカウントしていないのだ。実際は十数万人とも20〜30万人とも言われている。そんな数え方の国と他の国とを比較してみてもまるで意味がない。数え方の基準が違うのだから、同じことを表す数字にならないのだ。

日経は中国の大本営発表を鵜呑みにしているが、批判精神のかけらもない新聞に果たして読む価値があるのだろうか。朝日や読売など他のニュースサイトもまったく同じである。数字のとれそうなネタかもしれないが、せめて数え方違うことくらい触れてもいいだろう。まったく雑な報道である。テレビのニュースやワイドショーでさえ、中国の感染者数が実態を表していないことに一応触れているのに。

当ブログでは新型コロナウイルスから武漢ウイルスに呼び名を変えた。中国が武漢ウイルスの隠蔽を謝罪しないばかりか、他国に責任をなすりつけようとしているからである。中国の悪行を忘れないためにも、また今後こういった隠蔽をさせないためにも、世界中で新型コロナウイルスを「武漢ウイルス」、あるいは「中国ウイルス」と呼んだ方がいいと思う。名前を残して後世への教訓とした方がいい。

しかし大新聞などメディアは、こういった隠蔽や責任なすりつけに対して、あまり積極的に報道していないようだ。今はまだ混乱の中でそれだけの余裕がないかもしれないが、武漢ウイルスの隠蔽については、今後きっちりと責任追及をしなければならないと思う。世界中にこれだけの恐慌を起こしたのだから。

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