ダウがまたも下落の新記録!

また新記録が出た。昨夜のアメリカのダウは2352ドルもの暴落で、今週はじめに記録した2000ドルの下落幅をさらに更新したのだ。下落率も9.99%で、リーマンショックのときの7.87%を上回った。先月つけた史上最高値から一ヶ月で28%、8300ドルも下落したのである。

連日下落の記事ばかり。本当は他のことを書きたいのだが、日々の記録という観点からこのような衝撃的な出来事は書いておきたいので、まあ仕方ない。

昨夜大幅下落したのは、アメリカが新型コロナの感染拡大を防ぐため、ヨーロッパからの入国を禁止したからである。世界の経済活動に大きな影響が出るという懸念が強くなったのが原因だ。

それを受けて日経平均も一時1800円を超える下落。とうとう16000円台になってしまった。17000円割れは3年ぶり。これはリーマンショック前の2007年頃の水準である。リーマンショックで1万円を割れて、そこから10年以上かけて24000円にまでなったのに、たった一ヶ月でリーマンショック前に戻ってしまった。ただ終値は少し戻して1128円安の17430円。なんとか17000円台にとどまった。

新型コロナがまさかここまでの状況を引き起こすとは思っていなかった。こんなにも世界中の株式市場の下落を招くとは思わなかったし、経済活動にも大きな影響を与えることになるとは。次回発表される各種の景気指数を見るのが恐ろしい。GDP速報値も日銀短観も各国のPMIも大幅に悪化するのは間違いないのだ。

すでにインバウンドの急減で百貨店などの小売は大幅な減収になっている。人の移動が減って、ホテル等の宿泊施設や交通機関の利用も大幅減だ。飲食店も客足が減り、各種イベントは中止が相次ぐ。経済が全面的に収縮している。新型コロナの感染拡大はいつ収まるのだろうか。

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