日経平均はついに2万円割れ! ダウも2000ドルもの超暴落!

もう株式市場の下落の話は書き飽きたが、昨日の日経平均はまたまた1050円もの大幅下落で、終値は19698円。ついに2万円を割ってしまった。2万円を割るのは1年2ヶ月ぶりである。いくつもの節目を次々に突き破って下落し、とうとう2万円割れだ。この先どこまで行くのだろう。

為替も円高が進んで昨日は102円台に。たった1日で3円近くも円高になった。この円高が日経平均の下落に拍車をかけたとも言える。

さらに原油先物も大きく下落している。先行き需要減の見通しに加えて、OPECとロシアの協調減産がまとまらず、サウジアラビアが増産に転じたからだ。年初には1バレル60ドルほどだったものが昨日だけで10ドル以上も下落して、一時は28ドル程度まで下がった。年初の半値である。

安全資産の金は逆に上がっている。株式等から資金が逃げ込んでいるのだ。昨年の春くらいからずっと上がり続けていて、もう1オンスあたり1700ドルくらいになった。このまま行くと2011年に記録した1900ドルに届くかもしれない。

そして昨夜のアメリカのダウだ。2013ドルの超暴落で終値は23850ドル。先日記録した約1200ドルという過去最高の下落記録を軽々超えてしまった。新型コロナに加えて原油が急落したのが原因である。30000ドルに届きそうだった勢いがウソみたいに、転がり落ちている。

VIX指数(恐怖指数)も一時60を超えた。これはリーマンショックの89に次ぐ記録である。

本日の日経平均は一時800円を超える下落で19000円を割ったものの、昨日も1050円もの大幅下落だったせいか、だんだん戻して前場終了時点では19405円、290円の下落で済んでいる。為替も103円台半ばまで戻った。そして終値は168円高の19867円。為替も104台半ば。少し落ち着いたか。

とにかく異常事態は続いている。まさかとは思うが、ひょっとするとリーマンショック級の大惨事になるのだろうか。まずは新型コロナの感染者の増加が止まらない限り、どうにもならないだろう。

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