キリンジの新曲。透明感、浮遊感のある曲で、聴いていてなんとなく心地よい。メインボーカルは弓木英梨乃でRAP/VoをYonYonが担当。YonYonはソウル生まれ東京育ちのDJ/シンガー・ソングライターで、RAP/Vo部分は半分韓国語のようだ。この韓国語部分も味があって、曲中にいい変化を生んでいる。
韓国語の語感にはちょっと独特の耳あたりの良いところがあって、以前ヒットしたKARAの「Mister」も日本語バージョンより韓国語バージョンを聴いていた。
ラジオで聞いて気に入ったのでレンタルしたのだが、なんと「killer tune kills me」以外は全部インストゥルメント曲だった。「killer tune kills me」はフルボーカルなのに他は全部インストゥルメントなんて、変わった構成のアルバムである。というか、こういうアルバムに遭遇したのは初めて。キリンジのアルバムを借りたのも初めてだが、もともと演奏主体のグループなのだろうか。
疑問に思って調べてみると、９曲入っていたからアルバムだと思っていたが、実はマキシシングルだった。別のアルバムの曲をインストゥルメントとして収録していたのだった。どうりでおかしな構成だったわけだ。レンタルでディスクだけ届いたからよくわからなかったのだ。「killer tune kills me」のシングルでインストゥルメントはオマケなら話はわかる。
