渋野日向子が全英女子オープン優勝!

いやー驚いた。ゴルフの全英女子オープン、見事に渋野日向子選手が優勝した。樋口久子に続いて、42年ぶりのメジャータイトル奪取である。渋野選手はまだ二十歳。昨年プロテストに受かったばかりである。国内大会で2勝。3勝目が、初めての海外の試合のこの全英女子オープンなのだ。まさか渋野選手が優勝するとは夢にも思わなかった。

今回は日本人選手が多数出場したので、期待して初日からずっと見ていた。日本人選手の中では本命と見られていた鈴木愛、比嘉真美子、畑岡奈紗らが予選落ちする中、渋野はずっと上位につけていたのだ。そして3日目を終えて2位と2打差の首位。いやが上にも期待は高まった。

4日目の最終日は前半の3番ホールでまさかの4パット、ダブルボギー。一時は4位に落ち、もう終わったかと思われたが、インに入っての追い上げがすごかった。そして最終18番でバーディーを取って優勝を決めたのだ。

結構距離のあるバーディーパットだった。しかも下りのスライスラインである。てっきりプレーオフだと思ったのに、ねじこんだのだ。まさかあのパットが入るとは! このバーディーで世界の強豪たちとの大接戦を制し、1打差の優勝をもぎ取ったのである。

渋野は4日間ずっと伸び伸びとプレーしていたようで、笑顔が見られる場面が多かった。コーチがキャディを務めていたことも、リラックスしてプレーできた大きな要因だったようである。普通優勝がかかったパットはしびれるものだが、渋野のインタビューを聞くと、特にしびれることはなく決めに行ったとのことである。

時代は代わったのだ。心臓が強いにも程がある。後半はプレーの合間にチータラみたいなものをずっと食べていた。解説の戸張捷さんもそれを見る度に苦笑していた。まさに新人類、新世代のプレーヤーなのだ。

眠かったけど、最後まで見ていて良かった。こんな素敵な場面をリアルタイムで見ることができたのだ。インタビューでは、本人よりもリポーターの方が興奮していた。彼女の笑顔のプレーは地元英国でも大人気で、スマイルシンデレラと命名されている。

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