那須烏山、矢板、塩原方面へ(前半)/道の駅にのみや、梁山泊、洞窟酒蔵、おしらじの滝

10日間のゴールデンウィークは長い長いと言われていたが、あれこれ雑事をやっているうちに、すぐに終わってしまったという感じである。その中で5/3に1日だけ出かけてきた。いつもの足利の友人Yとである。

朝9時頃に出て、まず真岡の「道の駅にのみや」へ。ここでは「とちおとめ」ではなく、「とちひめ」が売っている場合があるらしいのだ。「とちひめ」は非常においしいが、傷みやすく輸送しにくいので地元でしか買うことができない。一応通販もあるようだが、傷つかないようにフカフカの容器に入れたりするから、かなり割高になる。残念ながら今回は売っていなかったが、「とちひめ」の売り場はあった。帰り際に花壇のネモフィラを撮影。

車窓から見えた鯉のぼり。個人にしてはずいぶん豪勢だ。最近はあまり見かけなくなった。

11時ちょっと前に那須烏山市の「梁山泊」に到着。開店時間前だけど開いているようなので入る。安くてうまい八溝そばが食べられるというので来たのである。八溝そばとは、栃木県東部の八溝地域でとれたそばのことで、寒暖の差が大きい中山間地域で栽培されていて香り高いとのこと。

5/6までは「鶴千年の舞」というそばだけということなので、二人ともそれの大盛りを注文。大盛りでも600円という安さ。通常のそばは380円で大盛り500円である。そばのみで、天ぷらなどは一切やっていない。

「鶴千年の舞」というのはそばの品種か何かなのかと思って店主に聞いてみた。すると、そばをこねるのに水ではなくて日光のカエデの樹液を使っていて、出来上がったそばを二荒山神社に奉納したら、喜んだ宮司が「鶴千年の舞」という名前をつけてくれたとのこと。コシのあるそばである。ただ甘みや香りは思ったほどではなかった。まあこの値段だし。

そばを食べた後は、少し戻って市内の島崎酒造へ。「東力士」の蔵元である。

洞窟酒蔵の開放日という看板を見たので寄り道することにしたのである。洞窟酒蔵というのは、戦時中に戦車の地下工場があった洞窟を酒の貯蔵庫として利用しているもので、蔵元から2kmほど離れた小高い山の中にある。

洞窟の入り口

砂岩で比較的柔らかいとはいえ、手掘りで作ったとは思えないほど広い。網の目のように広がっている。

このように酒が積まれている。ちょっと広くなったところでコンサートなどもやったりするそうだ。

最大20年まで酒を預かって、洞窟で長期熟成させてくれるシステムがある。成人祝いや還暦祝いなど、記念日に合わせて申し込む人が多いそうだ。ボトルに名前やメッセージを書いたカードが付いている。

洞窟の見学は無料で、終わった後に試飲もできる。少しづつだけど、純米酒、吟醸酒、長期熟成酒など色々飲ませてくれる。ゆずの酒、梅酒なども。それぞれ全部うまい。辛口で飲みやすい酒である。

見学を終えて、次は矢板市の山奥へ。幻の滝と言われる「おしらじの滝」を見に行くのだ。手前の「山の駅たかはら」でトイレ休憩してから滝へ向かう。今回は寄らないが、八方ヶ原を散歩するのも良さそうだ。

「おしらじの滝」の所の駐車場はチェーン脱着場になっていて、ポールの付いたコンクリートの台のようなものがあるのだが、これは何のためなのかよくわからない。ググっても情報が出てこないので謎のままである。

滝へは、道があるような無いような所をかなり下っていく。ゴツゴツと結構険しく急な部分もあってなかなか大変な道のりだ。年寄りにはちょっと厳しいだろう。帰りのことをあまり考えたくない感じ。

やっと滝があるはずの所にたどり着くと、滝は流れていない。雨が降ったりした後じゃないと見られない幻の滝だとは聞いていたが、本当に流れていなかった。本当は画像の上の方の岩が窪んだあたりから流れ落ちているはずなのだ。

一番のウリである神秘的な蒼い滝壺も、枯れ葉が一面に浮いていて全然きれいに見えない。また水の色も蒼いというより緑色だが、これは光の加減によって変わるようである。どうも今回は間が悪かった。

帰りは足元の悪い急な山道を登るのだが、これがしんどい。途中でヘタっている人があちこちにいる。あまり休憩せずに一気に登ったせいか、駐車場に着く頃には気持ちが悪くなってしまった。

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