日本語の読み書きの学習は大変らしい

日本語の文章は文字の種類が多い。欧米ではローマ字、中国は漢字、韓国はハングルという風に、普通の国は一種類の文字を使って表記する。しかし日本は漢字、ひらがな、カタカナ、さらにローマ字も用いる。4種類もの文字を混在させて使うのである。

外国人にとって、実は日本語を話すのはそんなに難しくない。発音の種類が少ないからだ。しかし読み書きとなると、とたんに難しくなる。文字が4種類もある上に、同じ言葉を漢字で書いたり、ひらがなやカタカナで書く場合もあるのだからややこしい。

それにしばしば略す。例えば「携帯電話」とフルネームを使う場面は少ないのではないか。普通は「携帯」や「ケイタイ」、さらには「ケータイ」などだ。もし外国人に「ケイタイ」と「ケータイ」はどう違うのかと聞かれても、簡単には答えられない。

英語なら26文字覚えれば済むが、日本語だとひらがなとカタカナだけでも100文字近く覚えなければならないし、漢字は何文字あるのか見当もつかない。さらには日本語に特に多いものとして、ワンワン、ニャアニャア、キラキラなどの擬音語、擬態語も無数にある。「お腹ペコペコ」なんていうのは、外国人には何を言っているのか見当もつかないのだ。我々は自然に覚えたからいいけど、新たに日本語学習する人たちは実に大変なのである。

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