「嫌韓」による極右政党が生まれることもあり得る

韓国による徴用工問題、レーダー照射事件、政治家・政府関係者の暴言、妄言が連日ニュースになっている。これに対して政府は「遺憾に思う」とか「抗議」程度のことしか行っていない。このまま政府が何の制裁も行わないなら、次の選挙では自民党に投票することはないだろう。そう思う人は結構多いと思う。韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が天皇陛下に謝れと言ったのは決定的だった。

そもそも、反日教育をしている国が友好国のはずがない。

私は安倍政権を評価している方だと思う。特に外交は予想以上にうまくやっている。諸外国との関係もずいぶん改善した。しかし、韓国に対して毅然とした対応を取らないならば、今までの評価を踏まえた上でも支持できないことになる。

逆に言うとこれは野党にとってチャンスのはずだが、それにしては動きが鈍い。制裁を行わないことをネタに与党を叩ける絶好の機会だと思われるが、やる気が全然感じられない。スルーしていると言ってもいいくらいである。

与党もダメ、野党もダメとなると、これは新しい政党に期待することになる。この機会に日本にも極右政党が生まれる可能性が出てきたのではないだろうか。

前回の選挙でも、できたばかりの希望の党がかなりの所まで与党を追い詰めた。小池氏の失言がなければ、実際どうなっていたかわからない。勢いに乗ると、意外なほどに票が伸びるものだ。

ヨーロッパでは移民問題から極右政党が大幅に躍進したが、日本では「嫌韓」という、ヨーロッパとは違う要因で極右政党が生まれるかもしれない。その下地は十分にできている。

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