ガラケーからガラホに、5000円の攻防

11年使ったガラケーをガラホに機種変更した。京セラのグラティーナである。あと3年で3G回線が終了するから機種変更してくれという連絡がauから来たので、仕方がないから変更したのである。ほとんど家に居てパソコンを多用しているし、タブレットもあるからスマホは必要ない。メールと通話しか使わないから、月々の料金の安いガラホでいいのである。

今まで使っていたケータイは気に入っていたので、壊れるまで使うつもりだったのだが、今なら「ケータイとりかえ割」&「毎月割」で機種代金無料で交換でき、さらにauウォレットに5000円分のキャッシュバック、充電器プレゼント、事務手数料無料ということなので交換したのだ。

最初auショップに行ったのだが、混んでいたのでやめて帰ってきた。また行くのも面倒なので、au onlineで注文することにして必要事項も書き込んだのだが、au onlineではキャッシュバックのクーポンが使えないことが判明。翌日またショップに行ったわけである。

あれこれ説明を聞いて、見積書を見せてもらうと、なぜだかau onlineよりも高い。どういうわけか5000円が上乗せされている。auから来たパンフレットを持参していたので、支払い例を見せて値段が違うと文句をいうと、パンフレットの値段は元々の定価から5000円を引いて記載してあるのだという。

なんだか納得いかないのでau onlineではその値段ではなかったと伝えると、確認しますと言って別の店員(上司?)と相談している。戻ってくると、確かにau onlineでは5000円安く買えますという答え。では安い方がいいのでau onlineで買いたいと伝えると、ちょっと離れたところにあるスマホの修理屋(au専門ではない)に行ってもらうとau onlineと同じ値段で手続きできるので、連絡しておくからそっちに行ってほしいということなのである。

書類一式をもらってその修理屋に行くと、ケータイ等の展示もない小さな店で、ほんとに修理屋という感じの店なのだけど、ちゃんと奥からグラティーナを持ってきて、au onlineと同じ値段で手続きできた。どういう仕組なのだ?

設定やデータ移行作業の合間に5000円のことを聞いてみると、販売代理店のマージンだということ。「au」というオレンジの看板を掲げていて、いかにもauでございという風情だが代理店だったのだ。auの直営店は全国に数店舗しかないらしい。小山市にはauの心臓部とも言えるデータセンターがあるのだが、それでも代理店しかないのである。一番近い直営店は新宿で、直営店ではau onlineと同じくこの5000円は請求されないそうだ。しかしなぜこの修理店ではマージンの5000円が無くていいのかはよくわからないが、その辺は突っ込まないでおいた。安ければ別にいいのだ。

auショップのお兄さんの「パンフレットの値段は元々の定価から5000円を引いて記載してある」というのは、どうも方便だったようである。前日混んでいたのでいったん帰ってネットで買いかけたのが役に立った。au onlineを見ていなかったら、5000円余計に払わせられるところだった。いらない時間を使ってしまったと思ったが、無駄ではなかったのだ。

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