第一地銀と第二地銀の差は思ったほどではなかった

ふとしたことで、大学時代の友人がある銀行の常務取締役になっているのがわかった。そんなことから興味が湧いて、関東甲信越の第一地銀、第二地銀の財務状況をざっと調べてみた。すると思っていたほどには、第一地銀と第二地銀の規模に差がなかったことがわかった。

栃木県でいえば、第一地銀は足利銀行で第二地銀は栃木銀行、群馬県なら群馬銀行と東和銀行、新潟県なら第四銀行と北越銀行といったところである。

第一地銀と第二地銀の規模は10倍くらい違うと思っていたのだが、総資産で比べてみたところ、第一地銀と第二地銀の差はせいぜい3倍程度。第一地銀が5兆円〜8兆円くらいで、第二地銀は2兆円〜3兆円くらいだった。

栃木県にも群馬県にも新潟県にも住んだことがあって、雰囲気的にには第一地銀と第二地銀の規模はは10倍くらい違うように感じていたのだが、それほどの差はなかったのだ。

そして今、銀行は受難の時代を迎えていて、栃木の足利銀行は茨城の常陽銀行と合併、新潟では第四銀行と北越銀行が合併している。単体での生き残りは難しいということなのだろう。そうなるとまだアクションを起こしていない群馬勢などが気になる。群馬銀行、東和銀行、栃木銀行はどのように生き残りを図るのか。興味深いところである。

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