日産の元会長であるカルロス・ゴーン氏の勾留延長が棄却された。勾留延長の棄却というのは極めて異例だということである。今まで一般的な事件では９９．７％、特捜事件では１００％勾留延長が認められてきたのだから。
しかし日本の司法もいい加減なものだ。今まで勾留延長の棄却なんてほぼなかったことなのに、海外の批判が高まったらあっさり棄却。これでは徴用工問題などでの韓国の司法のいい加減さを批判できない。日本だって節操が無いのだから。
安易な勾留延長が決していいとは思わないが、外圧によって急に路線変更するというのが情けない。今までが検察に寄り過ぎだったわけで、それが是正されたのは良いことだ。しかしその経緯がなんとも安易である。信念というものが無いのかね。
検察は勾留延長棄却に対して、ゴーン氏を特別背任容疑で再逮捕するという手段に出た。これで当面保釈されることはなくなった。
