松之山温泉の旅1/こめ太郎、美人林、ひなの宿ちとせ、八海山の焼酎

13、14日にいつもの温泉旅。中学の同級生IとYの2人と私の総勢3人で1年おきに行っている。このグループで行かない年は大学の部活グループで行くので、結局毎年温泉に行くのであるが。今回は足利駅に集合して出発。目的地は新潟の松之山温泉である。

途中、赤城高原SAで休憩を入れても、2時間程度でランチの店に到着する。塩沢石打ICを出てちょっと行ったところにある「こめ太郎」。南魚沼産コシヒカリと釜飯がウリの店だ。

しかしここが予想外に混んでいたのである。順番待ちがすでに7,8組いる。サービスエリアでのんびり休んでいる場合ではなかった。結局食事にありつくまでに1時間ほどかかることになるのだが、待っている間たいくつなのでその辺をあれこれ写したりして時間をつぶす。

柿の葉が半分色づいていて、実もたくさんなっている。

店の裏の山には建物が点在してリゾートっぽい。小さなスキー場らしいのも見える。

やっと通された席は分厚い一枚板のテーブルで、板が厚すぎて足が入らない。

あれこれ考えてトンカツ定食にする。釜飯だとかまど炊きのご飯が食べられないからだ。

南魚沼産コシヒカリの新米。つやつやのご飯である。しかし元々米の飯にはあまり興味が無いせいか、いつも家で食べている飯に比べてそんなにおいしいかというと、微妙なところ。でもまあ悪くはない。

釜飯を食べた友人は水っぽくてイマイチだったそうだ。やはり定食にして正解。

「こめ太郎」のある南魚沼市から十日町市松之山を目指して出発する。何もない山道をひたすら走って、山の中の「美人林」へ。本日の唯一の観光スポットである。

「美人林」というのはブナが一面に生い茂っている林で、その立ち姿が美しいので美人林というのである。確かに360度どこを見てもスラっとしたブナが美しく立ち並んでいる。白樺ほどではないが、白っぽい幹も清涼感に一役買っている感じだ。静かで落ち着いた雰囲気である。

上を見るとちょっと幻想的。

下は一面の枯れ葉

きれいだけど、あまり奥まで行かない方がいいかも。

すぐ近くに「森の学校キョロロ」という里山科学館があるので行ってみた。全面的にサビに覆われた建物で廃墟のようだが、外壁の耐候性鋼板はサビが保護膜となっているのだそうだ。あまり面白そうじゃないし、「こめ太郎」が混んでいて時間も押しているので入口だけ見て退散する。

美人林から本日宿泊する松之山温泉まで10分くらいなのだが、途中の道はつい最近テレビで見たばかり。テレ朝の「帰れマンデー見っけ隊!!」とう番組で8日に放送したばかりだったのだ。秘境のバス路線で食事できる店を探し歩くという内容で、ちょうど松之山が舞台だったのである。サンドウィッチマンとゲストの菜々緒、滝沢カレンの4人が山道をずっと歩き、最後に我々が泊まる「ひなの宿ちとせ」で露天風呂に入るのだった。

宿に着いて車を預けて館内に入るとスリッパは無し。全面畳敷きなのだ。部屋は10畳+掘りごたつ付きの板の間があって結構広い。3人で泊まるには十分過ぎる広さだ。

少し休んだら早速「月見の湯」というこの宿の一番のウリの露天風呂に入る。この露天風呂は女性優先の入れ替え制で、男性は13:00〜18:30しか入れないから夕飯前に入っておかないといけないのだ。松之山温泉は有馬温泉、草津温泉と並ぶ、日本三大薬湯の1つということであり、温泉成分が非常に濃い。しかし入ってみると温泉臭さも無く、透明で割りとサラッとしている。湯温が高いので少し水を入れた方が入りやすい。

風呂の後は温泉街を散歩。温泉街といってもいくつか土産物屋と飲食店があるくらいなのだが。

地ビールを買ったり、友人たちは山菜模様のTシャツを買ったり。白のコゴミのものが、広げてみると意外と良かった。ちょっとサラ・ミッダっぽい。

「月見の湯」には洗い場が無く浸かるだけなので、夕食前にまた別の湯に入る。こっちにも露天風呂があって、眺めはさほどではないが適温で入りやすかった。

夕食は食事処で。それぞれ個室なのでのんびりできる。こういった細々とした料理をチビチビ食べながら飲むのは、なかなかいいものだ。しかし友人たちのペースが早いのでイマイチのんびりできない。飲んでいる途中でご飯になってしまう。

写真の他にも鯉こく、温泉で低温真空調理したポーク、山菜の煮物などが後から運ばれてきて満腹に。品質アップ&料理少な目コースでもいいかも。

ビールを1杯飲んだ後は八海山の焼酎「よろしく千萬あるべし」に移行する。日本酒で有名な八海山だが、焼酎とは珍しいと思って注文したのだ。八海山だけにやっぱり米焼酎である。原材料に清酒粕が使われていたりしてちょっと日本酒っぽいが、クセがなくて飲みやすくおいしい。

全然飲みきれなかったので氷をもらって部屋に持っていくが、もう満腹なので結局ほとんど飲まずに持ち帰ることに。

友人たちが寝てしまったので、私としては早い12時前に就寝。Iの爆音イビキに備えて耳栓を持参したのは正解だった。

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