バレーボールの新鍋選手はけっこう重要

昨日はなんとセルビアに勝ってしまった。全勝のセルビアに土をつけたのである。今大会1セットも落としてないセルビアから1セット取ってすごいな〜と思っていたら、ギリギリながら次のセットも、その次のセットも取って勝利となったのである。どうせ負けるからちょっとだけ見ようと思っていたら、結局最後までずっと見る羽目になってしまったのだ。拾いまくった日本の粘り勝ち。

ところで昨日は出場しなかったが、新鍋はかなり重要な選手である。まずレシーブがうまい。戦いはまず守りからなので、レシーブがうまいというのは非常に価値がある。その上スパイクの決定率も高く、さらにサーブもいいのである。守りにも攻めにも使える、オールラウンドな選手なのだ。

通常アタッカーはそんなにレシーブが上手でないことが多く、相手のサーブのときに標的になったりするが、新鍋にはそういうことがないので穴のない守備体制がとれる。これは結構大きなことだ。

現在はそんなに目立たないが、2011のワールドカップ、2012のロンドン五輪では新鍋の人気が沸騰して大注目されたこともあった。髪を束ねたゴムが今日は何色かということすら話題になるくらい。

全日本の眞鍋前監督もレシーブ力を評価していたとのことだし、今の中田監督もそれは同じだろう。バレーボールの土台はレシーブなのだ。レシーブがしっかりしていないと、コンビバレーなんてできるはずもない。昨日の勝利もまさにレシーブの賜物だ。

全日本チームの人数は限られている。アタッカーが守備も兼ねられるということは、守備要員を1人外せるということだ。アタッカーをもう1人増やせるのである。攻撃の幅が広がるのである。これは目立たないけど、かなり大きな利点だと思う。

昨年から新鍋が日本代表チームに復帰したことは、実に大きな戦力アップなのだ。

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