即席ラーメンのランキングが面白い

即席ラーメンの売上げランキングというのがなかなか興味深いものだった。今年7月のランキングだが、まず袋麺は
1位 サッポロ一番 塩らーめん/サンヨー
2位 チキンラーメン/日清食品
3位 サッポロ一番 みそラーメン/サンヨー
4位 マルちゃん 正麺 醤油味/東洋水産
5位 うまかっちゃん 九州の味/ハウス
6位 出前一丁/日清食品
7位 ラ王 醤油/日清食品
8位 チャルメラ しょうゆラーメン/明星
9位 チキンラーメン アクマのキムラー 具付き/日清食品
10位 辛ラーメン/農心

「サッポロ一番 塩らーめん」が1位というのがちょっと意外。でも私も好きなので納得はできる。3強は売上も断トツで、4位以下は半分以下の売上しかない。

5位の「うまかっちゃん 九州の味」も意外だ。「うまかっちゃん」は大学に入って九州の友人に教えてもらって知った。その頃は関東では売っていなかったのだ。九州ローカルの即席麺だったのだけど、とんこつラーメンブームもあったせいか、いつの間にか全国区になっているのだろうか。それとも九州だけで5位に入るほど売れているということなのか。

「チャルメラ しょうゆラーメン」の8位はちょっと納得のいかないところ。あれこれ食べても結局チャルメラに戻るというくらいに、即席ラーメンとしては王道の味だと思う。

4位の「マルちゃん 正麺 醤油味」と7位の「ラ王 醤油」はラーメン界のニューウェイブだ。これまでの即席ラーメンと違って麺が全然違う。まるで生麺のような出来上がりなのだ。クオリティは間違いなく今までの即席ラーメンより高いと思う。しかしクオリティは断然高いのに、なぜか3強に食い込むことができないのが面白いところである。

確かに麺は素晴らしい。お店のラーメン?と思えなくもないくらいの出来映えだ。しかしこれが却ってアダとなっているような気がする。即席ラーメンっぽくないのである。お店のラーメンとは違った即席ラーメンの味が好き、という人は私を含めてたくさんいるようで、だから3強には売上で倍以上の差をつけられているのだと思う。私も最初に食べたときにはあまりにも素晴らしいので、今までの即席ラーメンの存在が危ぶまれたくらいだったが、結局元に戻ってしまった。家では即席ラーメンっぽい即席ラーメンが食べたい。

カップ麺のランキングは
1位 カップヌードル/日清食品
2位 カップヌードル シーフードヌードル/日清食品
3位 カップヌードル カレー/日清食品
4位 カップヌードル レッドシーフードヌードル/日清食品
5位 麺職人 しょうゆ/日清食品
6位 マルちゃん 麺づくり 鶏ガラ醤油/東洋水産
7位 カップヌードル シーフードヌードル ガーリックシュリンプ味/日清食品
8位 チキンラーメン/日清食品
9位 カップヌードル チリトマトヌードル/日清食品
10位 サッポロ一番 カップスター しょうゆ/サンヨー

ほとんど日清食品の独壇場である。6位と10位に東洋水産とサンヨーが入っている他は全部日清食品だし、ほとんどカップヌードル・シリーズなのだ。カップヌードルは他に比べてちょっと高いし、味もあまり好きではないので、私は食べることはほとんどないけど、世間的にはカップ麺と言えばカップヌードルということらしい。あまりに強すぎて笑えるくらいである。

袋麺もカップ麺も、伝統は強いということのようだ。

2件のコメント

  1. サッポロ一番とチャルメラが最強で、いつも家には蓄えてあって、中学高校の頃はよく食べた。カップでも食べたいのだがコンビニではなかなかみつからない。

    1. カップのチャルメラはなかなか売ってませんが、サッポロ一番ならスーパーでたまに見かけるような気がします。縦型じゃなくて丼のような形のやつです。

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