ディズニーの「美女と野獣」

2014年版と1946年版の2つの「美女と野獣」を見て、70年経っても「美女」と「野獣」の関係性がほとんど変わらなかったので、2017年版ディズニーの「美女と野獣」も見てみることにした。

こちらは前の2つとはかなり違う内容だ。2014年版と1946年版は内容やシチュエーションがほとんど同じだったけど、ディズニー版は話の筋立てもずいぶん違う。兄弟がたくさんいたはずが、一人っ子になっている。商人だった父親は芸術家となっている。ヒロインのベルに求婚するガストンが悪役としてかなり大きな役どころになっている。

魔法で時計や燭台やポットなどに変えられた家来たちのにぎやかなおしゃべり、動き、踊りなどはディズニーならではのもの。いつものディズニー映画という感じがする。

「美女」の気の強さが気になって、2014年版と1946年版を見比べてみた。そして今回の2017年版は、ディズニーという点でちょっと特殊ではあるけれど、フランス映画とアメリカ映画の雰囲気の違いの方が際立った。もちろん「美女」の気が強いことはやはり同じである。

ビル・コンドン監督、エマ・ワトソン、ダン・スティーブンス、ルーク・エヴァンス、ケヴィン・クライン他主演。最後に魔法が解けて、時計や燭台から人に戻った家来たちに、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン、エマ・トンプソン、スタンリー・トゥッチなど。ほとんどの時間は声だけの出演だ。

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