至学館大学学長の谷岡氏の記者会見をちょっと見たが、あの会見はパワハラが無いことを訴えたいためのものだったのだろうけど、皮肉なことにパワハラがあったのだろうなということを再確認させる内容となってしまっていた。学長の口調や態度がパワハラがあるということを体現しているのだ。至学館大学やレスリング協会にそういう体質があるということがにじみ出ている。口でどう言い繕ったって隠しようがない。
レスリング協会の副会長として、あの会見は大きなミスだったと思う。「今日、私は至学館大学の学長として会見をさせて頂きます。レスリング協会の副会長としては会見致しません」と前置きしてからの記者会見だったけど、それはお前さんの勝手な言い分で、世間は全然そう見ないということがわかってない。至学館大学学長であり、レスリング協会副会長である谷岡氏の記者会見として、世間は見ている。
特に「伊調さんは選手なんですか？」発言はまずかった。自分のところの協会の選手である。選手なんですかもクソもないはずだ。パワハラ問題の事の真偽は不明だが、かなり世間を敵に回したことは間違いない。
責任ある立場にいる人が、どうしてこんなに短絡的で頭に血が上ったようなことを公の場で言ってしまうのか。レスリング協会会長も調査をする前からパワハラは無いと断言していたし、どうもレスリング協会幹部は発言に慎重さが欠ける。脳みそ筋肉というわけでもないだろうに。
