羽生さんの永世7冠は大変なことなのだ

将棋の羽生さんが第30期の竜王戦を制して竜王のタイトルを奪取した。これでついに永世の称号をすべて揃えて、永世7冠となったのだ。これは本当にすごい。永世の称号を1つでも獲得するのも大変なのに、全部取ってしまったのだから。

最初の7冠のチャンスは9年前の第21期。このときは先に3連勝して、もう7冠は確実と思ったら、その後4連敗して達成できなかったのだ。その2年後の第23期にもう一度チャンスがあったが、このときもダメだった。21期も23期も今回と同じく渡辺竜王が相手だった。

そして今回とうとう永世7冠が達成されたのである。それぞれのタイトル戦の永世称号の条件は以下の通り。
永世竜王 連続5期または通算7期
永世名人 通算5期
永世王位 連続5期または通算10期
名誉王座 連続5期または通算10期
永世棋王 連続5期
永世王将 通算10期
永世棋聖 通算5期

どの永世称号も最低5期はタイトルを取る必要がある。しかし羽生さんならいざ知らず、普通の棋士にとってはタイトルを5期どころか1期でも取ることは大変なことなのだ。1期も取れない人のほうが圧倒的に多い。

そんなタイトルを羽生さんはすでに99期も獲得している。将棋界では空前絶後の人なのである。次にニュースになるのはタイトル通算100期獲得ということでしょうね。

 

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