ウィーンのザッハトルテはイマイチだった

「実を言えば、本場のザッハトルテはおいしくなかった。甘すぎるし、食感も重い。」(リリエンベルグ横溝春雄シェフ)。この意見にまったく賛成である。ウィーンのホテル・ザッハーで食べた本家ザッハトルテは非常に甘く、そしておそらく日本人好みではない、しつこいくらいの濃厚さだった。

しかし食べている間、続々と日本人観光客らしき人たちが入ってくる。有名だからみんな食べに来るのだ。あの人達はどんな感想を持ったのだろう。私は日本で売っているザッハトルテの方がずっとおいしいと思う。

ウィーンのもう1つのスイーツの巨頭、デメルにも行った。こちらではアプフェルシュトゥルーデル(アップルパイのようなもの)食べ、これはとてもおいしかった。アインシュペンナー(ウインナーコーヒー)もおいしいし、また黒いドレスのようなものを着たウェイトレスのお姉さんがかっこいい。

両巨頭対決は文句なしにデメルに軍配が上がるのだけど、それにしても本家のザッハトルテはどうしてあんなにも甘くて濃厚なのだろう。

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