既得権維持に必死な農協が酪農家の新規事業を妨害

最近は「ガイアの夜明け」よりも「未来世紀ジパング」の方が面白くてよく見るのだけど、先月「ガイアの夜明け」の方で久しぶりに面白い企画を見た。酪農家の生乳の出荷に関する話しである。

生乳はJA傘下の指定団体に出荷するような仕組みになっている。ほぼ独占的事業である。しかしごく小数ながら指定団体以外の業者も存在していて、本来酪農家はそちらに出荷するのも自由なはずである。

しかし、指定団体以外に出荷する場合の農協の妨害がひどい。やり方が非常に汚い。テレビで取り上げたのは、北海道の指定団体ホクレンに生乳を卸していた酪農家が、MMJという会社に卸先を変更したときの阿寒農協の露骨で汚いやり方だ。

ハッキリ言って独禁法に触れるのではないかと思うし、既得権維持の姿勢が酪農家の努力や進歩を阻害する様子がハッキリ見て取れるのだ。農業関連の規制改革は絶対に必要不可欠であることがよくわかる。JAは日本の農業の進歩の阻害要因になってしまっているようだ。

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