オーディシーは驚きの音!

パソコンなどを使ったりしているときに音楽を聴くのに、ALTEC LANSINGのinMotion という卓上型の小さいスピーカーをずっと使ってきた。2万円ほどでもう10年以上前に買ったものだが、なかなかいい音がするのである。アクティブスピーカーなのでiPodを接続すれば音が出る。

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しかし買って数年してiPodの端子の仕様が少し変わって、その後のiPodでは音楽の再生はできるものの充電はされなくなってしまった。また抜き差しも少しやりづらくなった。なのでもっぱら古いiPod miniで使っているのであるが、iPod miniは4Gバイトしか容量がないのであまりたくさん曲が入れられない。またinMotion自体もかなり小さい(12x20x3cm)ので、音がいいとはいってもどうしても迫力に欠ける。

そこでオーディシー(AUDYSSEY)Audio Dockというスピーカーを手に入れることにした。何年か前に音がいいということを聞いたことがあり、改めて調べてみても良さそうなのだ。大きさは25x25x10cmくらいなのに、かなり低音が出るということである。

もうとっくにディスコンになっているので、ヤフオクで入手。17000円ほど。中古だからinMotionより安い。定価は40000円くらいのはずだからもう少し安くなっていてもいい気がするが、ブツが少ないし程度がいい(新品同様)から仕方ない。

iPodをセットして音を出してみると、とても信じられないような音がする。この小さな筐体からどうやったらこんなに重量感のある音が出るのか。確かに小さい割には4kgと結構重いけど、普通のオーディオでも大きい音は出せてもこの重量感はなかなか出ないものだ。しかも1BOXタイプなのに、正面で聴くとちゃんと音場も広がるのである。音質もとても良い。ラックの上のプリンタの隣に置いてあるだけなのに。

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いったいどんなマジックなのかと思う。オーディシーはIMAXシアターやAVアンプで知られる音響技術の開発会社ということであるが、この「音響技術」というのがミソなのか。物理的には左右1つずつのツイーターとウーハーをバイアンプドライブしている。筐体の後方上部が熱くなるので、ここらへんにアンプ部があるようだ。

ただベタ置きだと少し低音が出過ぎなきらいがあるので、手持ちのハーモニックスのインシュレーターを2枚使い、またスピーカーの下の空間にフェルトを詰めたりしてボンつきを抑えるようにした。多少の使いこなしは必要なようだ。なおハーモニックスのインシュレーター2枚の価格は、このオーディシーのスピーカーの入手価格よりも高い。以前熱中していたオーディオの名残である。^^;

inMotionを少しグレードアップするくらいのつもりでいたら、とてもそんなレベルではなくなってしまった。AUDYSSEYから出てくるのは、なんの不満もないちゃんと聴ける音である。オーディオを特に趣味としているわけではない一般家庭なら、これで十分いけると思う。実に不思議な製品だ。

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