先々週の15日土曜日に焼き物で有名な益子に行ってきた。足利の友人と栃木駅で待ち合わせ、北関東自動車道を使って真岡まで行き、そこから下道で益子までというルート。
真岡市内の踏切で一眼レフを持った女性がいたのでもしやと思ったら、真岡鐵道のSLが近づいてくるのが見えたので、益子駅の1つ手前の北山駅まで車を飛ばして踏切で待ち受ける。SLは遅いから十分に間に合うのだ。
北山駅のすぐそばにある「益子観光いちご団地」でイチゴ狩りをする。ここに来るのは4年ぶり。イチゴ狩りは制限時間30分の所が多いけど、ここは時間無制限なのだ。とはいっても30分もしないうちにお腹いっぱいになってしまうので、実際そうそうは食べられない。
この日は感謝祭ということで料金が500円になっていたから混雑を危惧していたが、拍子抜けするほど空いていた。
もぎたてのイチゴはうまい。スーパーに並んでいるものとは甘さが数段違うという気がする。しかしうまいことはうまいのだが、最初にここに来たときほどの感動はもうない。数年ぶりなのに、慣れなのだろうか。それでもヘタがカップいっぱいになるほど、30個以上は食べたと思うけど、友人などはせっかくのイチゴ狩りなのに10個ほどで飽きたと言っている。何しに来たのだという感じ。
イチゴで腹がいっぱいなのだけど、全然食べない友人が昼飯を食べたいというので、益子市内の「炉庵」というそば屋に行く。10割そばと、ついでに舞茸天ぷらをつい注文。友人は大根そばの大盛り。しかしそばが出てくるとイメージと違って意外とボリュームがある。友人の大根そばも山盛りとなっている。軽く食べるつもりが超満腹に。
そばは10割にしてはかなり細打ちに仕上がっていて、好感が持てる。もう少し香り立つと皆におすすめできるそばとなるだろう。舞茸天ぷらは文句なくうまい。
共販センターに車を停めて、ぶらぶらと陶器の店を覗いて歩く。腹ごなしをしないといけないし、桜もちょうど見頃である。小山はもうかなり散ってしまったのに、益子は咲くのがずいぶん遅いようだ。
4年ぶりだが、以前に買ったのと同じ物や、見覚えのあるデザインのカップなどもまだ置いてある。あちこち見て回った挙句、マグカップを1つとぐい呑を2つ購入。全部で2500円と安い。
益子のずいぶん奥まった所にある西明寺へ行ってみる。中心部から車で3、4kmくらいか。奈良時代に建立された由緒ある寺だ。いったん燃えて、室町時代に再建された。しかしかなりの石段を登らなくてはたどり着けない。
見るからに歴史のありそうな楼門。
三重塔。昨年暮れに行った日光東照宮にもこういうのがあった。あっちは五重塔だけど。
本堂。桜も咲いて、全体の佇まいがとても良い。
閻魔堂。
中には閻魔様。
みんな重要文化財となっているのだ。看板の一番下のHITACHIの文字が気になる。
さてコーヒーでもと思って寄った店が営業してなかったので気が変わり、いちご団地に戻ってジェラートを食べる。生のイチゴとミルクジェラートをその場で混ぜ合わせて作る「いちご小町」。いちごがたくさん入っていてフレッシュでうまい。480円。ジェラートを冷たい益子焼の上で混ぜ合わせる作り方は、コールドストーン・クリーマリーと同じだ。
帰りは下道でゆっくり。夕飯は小山の「うまいものや 丹」で。友人が「しょうが焼き定食」が食べたいというので探しておいた店だ。ここに来るのは初めてだが、店内の雰囲気からしてうまそう。
友人はリクエスト通り「しょうが焼き定食」、私はまだあまり腹が減ってないので単品のカキフライ。ふっくらボリュームがあってかなりおいしいカキフライである。付け合わせの野菜などもたっぷり。ここはこれから贔屓にしよう。