4横綱はいつまで続くか

稀勢の里が横綱に昇進して来場所から4横綱となる。日本人の横綱が誕生するのは久しぶりだが、こんなにたくさん横綱がいるのも久しぶりだ。しかし横綱がこんなに多いのは無理があるようで、いつも4横綱時代は長く続かない。4人もいては、いくら横綱といってもなかなか優勝できないし、潰し合いで勝ち星も少なくなるわけである。

それでは脱落の可能性が高いのは誰かということになるが、皆同じようでこれがなかなかわかりにくい。幕内最軽量の日馬富士は無理がたたって体がボロボロらしいし、いつも4敗5敗は当たり前。鶴竜は昨年11月場所では優勝したものの今場所は5勝しかできず11日目から休場。横綱になってからまだ2回しか優勝していないし、日馬富士と同じく毎場所4敗5敗は当たり前という体たらくである。

ちょっと心配なのが白鵬で、一昨年までは圧倒的な強さだったが去年の7月が5敗、9月が休場、11月が4敗、そして今場所も4敗。以前は全勝か負けても1敗くらいが当たり前だったが、最近の白鵬は驚くほど負けているのだ。急速に力が落ちているのかもしれない。

こんな状態で横綱が1人増えるのであるから、早晩誰かがはじき出されるのはある意味当たり前。今年中か、遅くとも来年中にはそうなる可能性大である。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。