オデッセイ

火星でのミッション中に嵐が発生し、事故により取り残されてしまった宇宙飛行士が、無人島のロビンソン・クルーソーさながらに不屈の精神と工夫で生き延びるという映画である。主演はマット・デイモン。他にジェシカ・チャステイン、ケート・マーラ、マイケル・ペーニャ、ショーン・ビーンなど出演。

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科学の知識を総動員してあれこれ工夫し、なんとか生き延びていこうとするのだが、そのあれこれがちょっと少ないような。しかも割りと楽勝そうな感じだった。もう少し色々あれこれ苦労するところが見たかった気がするし、ハラハラ感もあまり無い。

また、ミッションから救出まで500日以上かかっている筈なのだけど、それだけの時間経過が感じられなくて、数週間程度の出来事のような気がしてしまう。劇中、ディスコやエイティーズを掛けまくったりジョークが多めなのも、それは意図してやっているのだけど、あんまりそぐわないように思える。

一番印象に残ったのは、船長(ジェシカ・チャステイン)が顔(というか雰囲気)の割にグラマーだということか。エンディング・テーマがグロリア・ゲイナーの「恋のサバイバル」で、最後までおふざけモード。リドリー・スコット監督にしては、ずいぶんヌルい作品だ。
2015年製作。

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