「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は改題すべき

新作はレンタル料も高いので普段はあまり見ないのだけど、見終わった友人がDVDをくれたので(ありがたや♪)、私としては割りと早くに見ることができた。娯楽作としてそこそこ面白かったと思う。

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しかし主役のマックス(トム・ハーディ)の存在感のなさには驚いた。はっきり言って、いてもいなくてもいい。マックスがいなくてもストーリーは成り立つと思われる。メル・ギブソンが主演のときは主役のオーラ全開だったけど、今回は影が薄すぎる。これじゃあ、アカデミー賞も主要な賞は取れないはずだ。

悪の砦の幹部である大隊長フュリオサは物資調達に行くふりをして、囚われの女性たちを連れ故郷に向かう。裏切りに気づいた首領は軍団とともに追跡する。首領に心酔する兵隊のニュークスは追跡隊の先頭に立ってフュリオサたちを追いかける。これに巻き込まれ、マックスはフュリオサと行動をともにすることになるのだが...。

どちらかと言うと、マックスよりもフュリオサ(シャーリーズ・セロン)の方がよっぽど存在感あふれる。題名も「フュリオサ 望郷のデス・ロード」に変えた方がいいんじゃないかな。マックスはニュークス(ニコラス・ホルト)よりも印象が薄い。
2015年製作、ジョージ・ミラー監督

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