中国経済の先行きは?

今年に入って株価はずっと低空飛行だ。日経平均は再び17000円を割り込んでいる。中国の経済見通しが芳しくないということと原油安が主な原因だ。中国の経済が低調になっただけでこの有り様なのである。それはリーマン・ショック後、中国が世界の経済を牽引してきたからなのだ。

その中国の経済が低調どころか、もう崩壊が始まっていると明言したのが先月のジョージ・ソロス氏の発言である。中国政府は大反発しているが、大前研一氏なども中国経済の破綻を予告しているし、数々の事実や数値からもそれはもやは不可避だろうと思われる。

では中国はそれにどう対処するのか。インフラ投資はあらかたやり尽くしてしまったし、不動産バブルとなってもいるのでそっち方面には期待できない。世界の工場と言われてきたが、模倣的、下請け的な生産はできても革新的産業を起こすということまではできず、内需の拡大も期待できない。

普通に考えると、もう打つ手がなさそうである。このまま中国経済、さらには中国共産党独裁政権が崩壊していくのか。それとも独裁国ならではの強権発動でウルトラCを成し遂げるのか。あるいは中国発の世界恐慌が起こり、1930年頃の世界恐慌から第二次大戦につながったように、戦争に突入するのか。先行きは非常に混沌としている。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。