カゼをひいても医者には行かない

カゼをひいて寝ていると、家族が医者に行けと言う。またかと思ってうんざりする。医者に行って治るものなら喜んで行くが、カゼは医者に行っても治らないともう何度も説明しているのに。世の中にカゼを治す薬は存在しないから、どんな名医でもカゼは治せないのだ。

そう説明しても長年の思い込みはなかなか覆らない。「カゼ=医者に行く」という方程式が頭の中に強固に出来上がっているから、事実を受け入れられないのだ。

医者が処方するのはカゼの諸症状を緩和する薬であって、カゼそのものを治す薬ではない。しかもカゼの諸症状は、体がカゼのウィルスと戦うためにあえてそうしているのであって、例えば熱が出るのは、免疫力をアップするために体温を上げているからなのである。それを薬で下げてしまっては、ウィルスに対する戦闘力が下がってしまう。だから体は多少楽になるかもしれないが、カゼの治りは遅くなる可能性が高い。

また医者への往復も体に良くない。移動したり、待合室で待っていたりすることが良くないのだ。そんな風に体を動かすより、家で安静にしている方が余程いい。カゼをひいたら余計なことはせずに栄養をとって安静にする、これが一番なのである。世の中にはこれがわかっていない人が非常に多い。

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