原子力も核融合も、どうしても最後は水蒸気?

原子力発電は今最も進んだ発電方式であり、さらにその先には核融合発電というものも研究されている。しかし原子力にしても核融合にしても、最終的には熱で水を温め水蒸気にしてタービンを回すということになる。そこのところは18世紀のワットの蒸気機関からちっとも進歩していない。

発電に際して、水蒸気でタービンを回すという工程は外せないものなのか。他にやりようはないのだろうか。熱量を発生させるところはいくら進歩しても、最後に昔の技術を使わないとならないというのは、なんかちょっとどうなのという感じがする。

熱から電気への変換を、もっと効率の良さそうなスマートな形で実現できたらいいのに。湯を沸かして水蒸気でタービンを回すなんて、いかにもローテクという気がする。将来的にもし核融合発電が可能になってとしても、最後の部分が数百年来変わらないなんてどうなんだろう。

2件のコメント

  1. 同様の事は、以前から考えていました。
    ついでに言うと、原子力(核分裂、核融合共に)は、
    熱ではなく、光……ですね。光を一旦熱に変換して、それから
    熱で水蒸気を作り、タービンを回す……という、古臭い
    手法を採っているみたいです。
    まぁ……光(電磁波)だけではなく、高い運動エネルギーを
    持った、微粒子も出している訳ですけれど。これらをひっくるめて
    一旦熱に落とし込んでから……電気を作ろうとしていると
    言いますか。
    エントロピー(エネルギーの質)という見方をするなら、
    エントロピーの高い(質の悪い)、熱……という形態の
    エネルギーを、電気に換えている訳ですから……ロスが
    大きいのは、当然……なんですよね。
    光(電磁気)は光のまま、運動エネルギーは運動エネルギーの
    まま、選り分けて電気に変換出来る様になれば……かなり、
    ロスが減るでしょうね……とは、思います。
    そういう方面の研究って、されているのでしょうかね?
    思考の固定化……と言いますか、それ以外の手法は無い……
    みたいな、思考に陥っていないと……良いですけれど。
    えてして”専門家”と称する人達が集まると、発想の幅が
    狭まって……固有観念化が進む、というのは何処の分野に
    限らず……よくある事の様ですからね。

  2. ちゃんと変換の研究がされているかどうか、怪しいですよね。そういう話はカケラも聞こえてきませんから。固定観念となっている、というのはありそうですね。その業種の専門家よりも、素人の方が考えが枠にはまらずブレイクしやすい、と聞いたことがあります。

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