上昇と思えば下落

権利付最終日なので26日までは大きな下落はないと思っていたら、昨日は300円近い大幅下落。そして本日は配当落ち日なので下落かと思いきや、一時100円以上の上昇。配当落ち分(100円強)を含めると200円以上の上昇であるから、またずいぶん上がるなあと思っていたら、後場に入って1時過ぎから急に下落。結局、配当落ち日にふさわしく下落となったが、しかし相場というものはなかなかわからないものだ。

株式の売買が確定(受け渡し)するのは実際の売買(約定)から当日を含め4営業日後なので、今年の場合は3月決算の企業の株式を3/26時点で保有しておくと、たとえ3/27に売ったとしても3/31(権利確定日)時点で保有していることになる。したがって配当金や優待を受け取る権利が確定するから来期の中間配当または期末配当、優待を受け取ることができるのだ。日本の企業はほとんど3月決算なので、通常3/26にはあまり売りが出ないはずである。

ところが実際は全然違う結果になっているのだから、相場は難しい。こうなるはずだと、あまり思い込むのも良くないようだ。出ないはずの売りが出ている1つの要因としては、株価がずいぶん上がっているので、相対的に配当金の利回りが下がったというのもあるかもしれない。

今日の前場も下がるはずが段々上がってきたから、どうなってんのやら、また逆の動きかと思っていたら、後場の急落で一応定説通りにはなった。
もっとも25日騰落レシオを見ると、このところの下落は自然である。騰落レシオ的には下落の流れに入っているから、この先もしばらくは下落でまったく不思議はない。

そして4月、5月は例年下落の季節だ。今年に入って日経平均はずっと上昇が続いていたから、この辺で調整があるのもうなづける。しばらくあまりいい話は無いかもしれない。

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