ナインウェーブのNW-STUDIO PROも進化した

AKGのヘッドホンK430がエージングが進んだらいい音になったので、ほったらかしていたナインウェーブのNW-STUDIO PROを、音を出しっぱなしにしてしばらく放ってみた。NW-STUDIO PROはインナーイヤータイプのイヤホンで、開放型なのに低音がものすごく力強いのであるが、反面高域が伸びきらないというか詰まるような感じでなんだかもどかしく、またゼンハイザーMX985に比べて音の実在感が乏しいので、あまり出番がなかったのだ。

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しかしこれもやはり時間が経つにつれて音の抜けが改善されてきた。だんだん詰まったような感じが取れてきたのだ。もともと低域はしっかりしているので、抜けさえ良くなればバランスはいい。オープンタイプなので圧迫感もない。

エージングにより相当使える感じになってきたので、あとはもう少し実在感というか生々しさがあると素晴らしいと思う。そこがちょっと惜しいところだが、まあ値段からいったらそんなに欲張ったことも言っていられない。これもAKGのK430と同じく元値は15000円くらいだけど、購入価格は9000円くらいだった。とにかく私が持っているイヤホン、ヘッドホンの中では最も低音が出るのであるから、これはこれで意味のある機種なのだ。ただずいぶんとサッパリした音なので、もう少し艶が欲しいのが正直なところである。

ちなみにAKGのK430は時間が経つにつれてますます抜けが良くなって、今では手持ちのヘッドホン・イヤホンの中で最も稼働率が高くなっている。

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