サハラ/笹本稜平

何年か前に一度読んだことがあるのだが、ブックオフで中身をチラッと見ているうちにまた読みたくなってしまったので購入。100円だとつい気楽に買ってしまう。元傭兵の檜垣耀二を主人公として、西サハラ砂漠を焦点とした世界スケールのサスペンスである。

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主人公の檜垣耀二は砂漠で目覚める。傍らにあるのはAK47カラシニコフ自動小銃。そして軍用ヘリの残骸。ここはどこで何が起こったのかまったくわからない。そもそも自分は誰なのか。記憶が無くなっているのだ。その後RASDのポリサリオ戦線とともに謎の書類を巡り、また自身の記憶を取り戻すために、モロッコ秘密警察その他の敵と対峙していくのだった...。

テンポ良く話が展開するのでついつい読み進む。謎めいた背景と諜報活動的な描写が面白く、400ページ近いボリュームもあっという間である。ただスケールが大きすぎるせいか、後半はちょっと話の理屈付けに無理があるような気もする。しかし細かいことを気にしなければかなり楽しめることは確かだ。徳間文庫にもなっている模様。

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