ザ・ホスト

なんだか静謐なSFという感じ。シアーシャ・ローナン扮するメラニー・ストライダー(ワンダラー)の、この内なる自分と向き合うような雰囲気は、他の主演作である「ビザンチウム」や「ハンナ」あるいは「ラブリーボーン」とも共通する。シアーシャ・ローナンの持ち味なのかもしれない。

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地球人は謎の知的生命体「ソウル」に侵略されていた。ソウルは人間に寄生して、意識を支配してしまうのだ。ソウルに支配されていない人間はごくわずかとなり、見つからないように潜伏している。メラニーもその中の1人だが、ついに捕まってソウルに寄生されることになる。しかしメラニーは強靭な精神を持っていたために意識を完全に支配されることなく、1つの体にメラニーとソウルの2つの意識が存在することになる…。

ソウルが寄生する前に入っている箱や車など、金属感が「ナビゲイター」の宇宙船を思い出させる。ラストがちょっと安易な感じ。なかなか面白かっただけに少しもったいない。
「ガタカ」「TIME/タイム」のアンドリュー・ニコル監督。シアーシャ・ローナン、ダイアン・クルーガー、ウィリアム・ハート、ジェイク・アベル、マックス・アイアンズ他主演。2013年製作。

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