セリフを覚えていないという悪夢

演劇で鳥を擬人化した役をやるのだが、舞台当日になってセリフが一言も入っていないし、通し稽古も一度もやっていないのにもう公演が始まっている、という状況で汗びっしょりになって目が覚めた。いったいどういうわけでこんな夢を見るのか。皆目見当もつかない。

学生時代に演劇部には入っていたが、芝居をやりたかったわけではなく、友人に誘われて遊びがてらに入っただけだ。だから当然役者はやったことがなく、舞台照明や音響効果といったことをやっていた。

裏方をやっていたので文化会館とかいったホールの裏側はよく知っている。調整室のコンソールの使い方も、照明の合わせ方、効果音の出し方なども。スタッフオンリーの通路を駆けまわって仕込みも散々やった。

学生時代は芝居もよく見に行ったが、卒業後はそういったこともなくなった。映画はよく見るけれど、演劇とはずいぶん疎遠になってしまったのに、今頃こんな夢を見るのはなんとも不思議だ。

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