渋温泉の旅/長野電鉄、スノーモンキー個室、屋上露天風呂、外湯巡り

先月の18、19と長野の渋温泉に行ってきた。中学時代の友人たちと3人旅である。最初は往復とも車で行く予定だったが、1人どうしても18日の日中に外せない行事ができて、後から来ることに。仕方がないのでもう1人の友人と2人で電車で先に行くことになった。

小山から高崎までは両毛線で約2時間。この日の行程でここが一番時間が長い。1人だとiPodで音楽でも聴いているしかないが、2人だからおしゃべりでもしていればなんとかなる。高崎で新幹線に乗り換え。

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40分ほどの乗車で11時頃に長野に着いて、長野電鉄の窓口に急ぐ。特急スノーモンキーの切符を買うのと、1つしかなく、しかも予約不可の個室を押さえるためだ。

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幸い個室は空いており、後はゆっくり昼食といきたいところだが、あまり時間がないので目当ての店にまた急ぐ。ランチは11:30から始まる店が多く、それより前に入れる店があまりないのだ。第一希望の店はなぜか開いていなかったが、近くの第二希望「ラッキー食堂まとや」に入る。油淋鶏定食980円を頼んだら半ラーメンなどもついてボリューム満点。満腹になってしまった。友人のチャーハンセットもかなり量がありそうだった。

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セブン-イレブンでデザートとコーヒーを買って、すでに入線しているスノーモンキーに乗り込む。

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この列車はもともとJRの成田エクスプレスだった車輌である。湯田中寄りの1両は、個室があることからもわかるように元はグリーン車だったのだ。それが長野ー湯田中間の乗車券1160円+特急料金100円で乗れる。個室料金はたったの1000円、それも1人の料金ではなく、1部屋の料金なのだ。4人だったら1人あたり250円。個室なんて乗る機会はそうそう無いし、しかもこんなに安いのだから空いていれば間違いなく乗りたいところだと思う。シートも座面が電動で動くフカフカで上等のもの。

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思い描いていたのは個室で優雅にケーキとコーヒーの図、だったのだが、コンビニスイーツだし乗車時間が45分程度なのであまりのんびり食べてもいられない。

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車窓の風景。

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途中の駅の向かいのホームに古い小田急ロマンスカーが見える。これも現役の中古車輌。

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湯田中駅からは宿の送迎車で宿泊する「炭乃湯」へ。12室のこじんまりした宿だ。

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着替えてさっそく最上階の風呂に向かう。13時過ぎという早いチェックインだったので風呂には誰もいない。内湯はそこそこの広さで割りとぬる目である。だが屋上露天風呂はもっとぬるい。私はぬる目が好きなので入っていられたが、友人はいくばくもなく内湯に退散。露天風呂にチョロチョロしかお湯を出してないからぬるいのだ。この季節、外は涼しいのだから湯温はもう少し熱いほうが絶対にいい。もっと露天風呂にお湯をたくさん出さないといけないのだ。ただ湯につかりながら眺める景色は、開放感もあってかなりいい。片隅の植木の紅葉が青空に鮮やかだ。

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風呂からあがって一服したら、今度は外湯巡りへ。宿泊客は9つある渋温泉の共同浴場に全部無料で入れるのだ。フロントで外湯のカギを借りていざ出発。
石畳の温泉街はなかなかいい風情である。時間が早いせいか歩いている人が全然いない。

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温泉卵を売っている。

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渋温泉で一番有名な「金具屋」。「千と千尋の神隠し」の宿のモデルの1つという噂も。

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白黒で撮るとノスタルジックな感じ。

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渋温泉街の案内図。共同浴場は1番湯から9番湯まであちこちにある。

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端っこの方まで来て2番湯に入ってみると、宿のぬる目の風呂とは違って激熱。まったく入ることができないので、他に人がいないのを幸い中のお湯をかき出しつつ水をジャブジャブ入れてうめる。それでもやっと10秒くらいしか入ることができなかった。
風情ある入口。しかしオートロックである。

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湯船はこんな感じ。

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ケロリンの桶がある。

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もう1つ、何番湯だか忘れたが入ってみると、こちらはさっきよりは熱くない。それでも水でうめないと入れる温度ではないが。作りが似ているけど、枠やタイルの色が違う。

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温泉街のマンホール。お猿の絵柄。

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部屋に戻って酒屋で買ってきた「善光寺浪漫」という地ビールを飲む。

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夕食前にもう一度屋上の露天風呂に入る。夕暮れの景色がきれいだ。この時間帯に入るのが一番いいかもしれない。

18時過ぎにもう1人の友人が到着し、風呂に入った後に19時から夕食。一応個室のようになっているが、ふすまなのでどこかのグループのカラオケがうるさい。もっと落ち着いて静かに食べたいものだ。
前菜的なもの。

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紙鍋で豚しゃぶ。

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そば焼酎「隠れそば」と純米吟醸「縁起」を注文したが、飲みきれないので部屋に持ち帰って飲む。焼酎のラベルの絵が棟方志功に似ている。

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