内村選手の体操世界選手権5連覇よりも気になること

テレビの前で手汗だくだくだった。内村航平の最後の演技、他の選手の演技は全部終わって、この大会の最終演技者となった内村選手の鉄棒は見ているだけで緊張する。鉄棒から両手を離す難易度の高い離れ業をカッシーナ、コールマン、伸身コスミックと3つも演技構成に取り入れているのだ。落下の危険と隣り合わせの演技なのだ。画像

しかしそんな不安を吹き飛ばすような完璧な演技で鉄棒を終え、内村選手は世界選手権5連覇を達成したのである。内村以外では世界選手権の連覇は2連覇が最高だ。もう異次元の強さと言ってもいい。解説の米田氏も言っていたが、もうこんな選手は出てこないのではないかという気もする。

体操は6班に分かれて、床、つり輪、平行棒、あん馬、跳馬、鉄棒を同時進行で行う。面白いのは跳馬の時、演技がバッチリ決まった内村が同じ班の他の選手、ロシア、中国、アメリカなど他の国の選手とも全員ハイタッチしていたことだ。体操界はそういうものなのか?それとも、もう何度も一緒に大会に出ていて顔見知りだから?内村はあこがれの選手だから?

最終演技の鉄棒が終わってからも、優勝の決まった内村選手はまた他国の選手やコーチなどみんなと握手していた。世界選手権連覇はもちろん素晴らしいのだけど、どうもそんな演技と関係ないところばかり気になってしまう。体操界は意外と和気あいあい?

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