日銀のゼロ金利導入に驚いた

日銀の金融政策決定会合で、政策金利を現状の0.1%から0~0.1%に引き下げることを決定した。市場では政策金利は据え置きとの見方が大勢を占めていただけに、このゼロ金利政策導入はサプライズとなり日経平均は大きく値を上げ、為替も円安方向に振れた。
今回の金融政策決定会合では固定金利オペの拡充くらいだろうと思っていたので、ゼロ金利導入には本当に驚いた。しかも1%程度の物価上昇まで継続するようなのだから、日銀もやっと本腰を入れてきたのかなという感じだ。
ただ資産買入基金5兆円の創設というのはちょっとショボイ。せめて2桁、10兆円というわけにはいかないのだろうか。資産買入基金創設というのは評価できるが、5兆円だとあまりインパクトが無い感じがする。
あと、日銀の金融政策発表を受けて為替が円安方向に動いたのだから、尻馬に乗って政府もここで為替介入しても良かったのではないか?そうすれば円安に弾みがついて、そんなに介入額を増やさなくても一気に85~86円くらいまで戻したかもしれない。日銀と政府の相乗効果で市場に与えるインパクトが大きくなったはずである。そういう演出を考えてもいいと思う。

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