なぜ中国は謝罪・賠償要求するのか

中国人船長の釈放したうえでの中国政府の謝罪・賠償要求について、外務省は「中国政府が何を求めているのかわからない」などと言っているが、ごく単純なことだと思う。無条件釈放などするからいけないのだ。中国からも何らかの条件を引き出さなければいけないのだ。
これは物を買う時の値引き交渉と同じこと。どこまで引いてくれるか、限界はどこかなと試しているわけだ。引く間はどんどん値引き要求する。日本が譲歩すればさらに次々に要求するということである。向こうにしてみれば、要求が通ればしめたもの。ダメでも元々で吹っかけてくるのだ。釈放したから黙るだろうというのは、駆け引きの甘い勝手な思い込みだろう。
それに謝罪・賠償要求を出すのは中国国内に良いアピールとなるから、中国にとって得はあっても損は無い。
日本政府にも、中国のようなしたたかさがもっと欲しいものだ。

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