ダークナイト

遅ればせながら「ダークナイト」を見てきた。客入りは悪い。私を含めてたった5人。全米歴代2位のヒットらしいが、日本ではヒットしてないようである。逆に向こうで鳴かず飛ばずだったのに日本で異常にヒットした、なんてこともあるから、あまりアメリカの興行成績はあてにならないのだけど。
「ダークナイト」は「バットマン・ビギンズ」の続編でバットマン映画なのだが、題名を「ジョーカー」に代えた方がいいんじゃない?と思うほど敵役のジョーカーが強烈で、肝心のバットマンは全然印象に残らない。バットマン出てたの?っていうくらい。
映画全体のトーンは暗く重くヒーロー物の軽快さはあまりない。このシリーズは題名にもあるようにもともとダークな映画なのだが、それにして前作くらいのワクワク感が欲しかった。理屈が多いのとドラマ仕立て過ぎるのとで、テンポが悪くなってしまっている感じがする。そのため上映時間も長い。
しかしジョーカーの存在感は圧倒的だ。この映画はバットマンよりもヒース・レジャー(撮影後に亡くなった)演じるジョーカーを楽しむ映画となっているのだ。ただしヒーロー物の爽快感はまったくない。

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