アマデウス

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト。これがモーツァルトのフルネームで、この映画はモーツァルトを描いた物である。といってもお堅い作品ではない。むしろモーツァルトの破天荒な態度、生活を赤裸々に描写して、さらにきれいな映像たっぷり、美しい音楽たっぷりのとても楽しい映画に仕上がっている。でもこのモーツァルトの笑い方、こんな風に描いていいのかね。どこからも抗議が来なかったのだろうか。
映画は宮廷音楽家サリエリの告白という形で進む。サリエリは誰よりもモーツァルトの才能を認め、羨み、またあらゆる妨害をするという複雑な心情の人物で、狂言回し的な位置づけ。モーツァルトはザルツブルクからウィーンにやってきて宮廷音楽家としてデビューする。華々しい成功とその後の苦難、宮廷、貴族生活、音楽制作、死に至るまでのミステリーなど内容は盛り沢山だ。
演奏会の場面、オペラの場面なども素晴らしい。やっぱり音楽がいいからだろうか、思わず見入ってしまう。登場人物の昔の衣装もとてもきれい。
ストーリーが面白いだけでなく、数々の名曲、オペラの舞台のハイライトが楽しめる、とてもお得な1本なのだ。超オススメ!
1984年製作。ミロス・フォアマン監督。

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