ピッチャー交代の是非

あまり興味が無くて試合そのものは見ていないのだが、昨日の中日対日ハム戦の話題でテレビの朝番組もにぎやかだ。話題の中心は言うまでもなく9回のピッチャー交代。
あの場面で交代させるべきだったのか否か。8割方は、代えるべきでなかったという意見のようだ。
星野元監督「私なら続投させる」、野村監督「監督なら10人が10人とも続投」、森元監督「よくぞ決断した。代えて正解」、元中日選手の谷沢キャスター「落合監督は監督の器でない」など。
私はやはり続投させるべきだったと思う。中日の53年ぶりの優勝もそりゃあ大事かもしれないが、観客は何を見たかったか、お茶の間の視聴者は何に固唾を呑んで見守っていたかということを、プロ野球の監督ならばもっと考えるべきだろう。
アマチュアなら勝つということが最も大切である。勝って結果を残すことが重要で、誰が見ていようが見ていまいが関係ない。でもプロ野球は違う。料金をとってプレーを見せているのだから、観客の見たいものを見せるということをもっと考えないといけない。
昨日の場面では、パーフェクトが達成されるかどうかが中日ファン以外の人にとっても広く興味ある事柄で、中日の優勝は中日ファンだけに興味のある事柄だった。
近年の野球人気低迷を打ち破るため野球界全体で色々取り組んでいるようだが、こんなに注目を集める場面で観客を忘れ、自分らのことしか考えていないような行動をしていては、野球の人気を取り戻すことはまだまだ難しいのではないかと思う。

3件のコメント

  1. プロ野球は、詳しくありませんが、中継をラジオで聞いていました。
    交代劇には驚きましたが、岩瀬へのプレッシャーがすごいだろうなと思いながら聞いていたので、観客としてはドラマとして、それなりに楽しめました。

  2. 私は試合そのものは見ていないのですが、たとえ打たれる結果になってもやはり投げさせる場面だったと思いますね。
    今年はついに1試合も見ませんでした。

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