小さな恋のメロディ

初めて見たのはウン十年前の中学生の時だが、もう夢中になった。中学生くらいのダニエル(マーク・レスター)とメロディ(トレイシー・ハイド)の恋のお話なのだが、とても繊細でみずみずしくて、ラストなんかはもうファンタジーの世界なのである。
最初は悪ガキのジャックと仲良しだったダニエルが、バレエの練習をしているメロディをふと目にしてから、もう頭の中はメロディでいっぱいになってしまう。ジャックともだんだん疎遠になりケンカしたり。恋する二人とその回りの子供たちが、とても良く描けている。
ビー・ジーズやクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの音楽も、この映画にベスト・マッチだった。ダニエルとメロディが学校帰りに墓地でデートするときの「ファースト・オブ・メイ」という曲が、私は特に好きである。この映画のおかげでビー・ジーズも好きになった。
サラ・ブライトマンのアルバム「ラ・ルーナ」にもボーナス・トラックで「ファースト・オブ・メイ」が収録されているのだ。
こういう映画は年を取ったらもう見ないのかもって思っていたが、そんなことは全然無く、今でも大好きな映画である。DVDもサントラCDもちゃんと持っている。ついでにビー・ジーズ・ベストも。
1971年/英、ワリス・フセイン監督。
(残念ながらDVDは限定版だったらしく、現在は店頭在庫か中古しか無いようだ。)
★★★ 11月14日にBS2で放映!! ★★★

画像

1件のコメント

  1. [伊藤さとり]恋したくなるご機嫌サントラ

    洋画ラブロマンスは、音楽にも抜かりなし!ムードいっぱいのシーンで良いタイミングで歌モノが流れ、気分をググ~ンとラブモードへとヒートアップ! 切ないシーンでも、主人公の心情を代弁するかのようにセンチメンタルな歌モノを流し、しょっぱものが込み上げてくる。ロマンスは酔いしれるほど甘く切なく楽しく痛く。そんな感情的な恋愛物語にはどっぷり感情移入出来る音楽も必需品。 見て聞いて愛に酔いしれ、自分も人を愛した…

    1. 愛こそはすべて / リンデン・デヴィッド・ホール
    2. オール・バイ・マイセルフ / ジェイミー・オニール
    3. 愛のぬくもり / ロクセット
    4. キス・ミー / シックスペンス・ノン・ザ・リッチャー
    5. トレイン・イン・ベイン / アニー・レノックス

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。